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近年話題のフリーランスという働き方。
WEBデザイナーやSNSマーケターが人気となっていますが、実は穴場なのが「経理のフリーランス」。
需要が大きいのにフリーランス人口が少ない職業なため、売れっ子フリーランスも夢ではありません。
そこで今回は、現役のフリーランス経理の筆者が「フリーランス経理という働き方」を実体験をもとに徹底解説していきます。
この記事でわかること
・フリーランス経理っていくら稼げる?
・フリーランス経理のメリットとデメリット
・案件の獲得方法や必要なスキル
フリーランス経理は需要がある?
起業や独立すると必ず必要になるのが「経理」の仕事です。
とは言っても起業した人の中で経理の経験がある人などほとんどいません。
そこで必要になるのが「経理のフリーランス」なのです。
フリーランスの経理の需要がある訳
・経理が未経験で何をすべきかわからない
・事業の方が忙しくて経理まで手が回らない
・税理士や専門家は事務をやってくれない
・正社員より外注の方がコスパが良い
実際に中小企業庁のアンケートによると、起業した経営者が直面した課題の中で経理関係が上位に上がっています。
※引用:中小企業庁
私自身、経理歴はたったの2年、簿記2級でフリーランスになりましたが、一年目から10社以上の企業から仕事をもらえています。
近年は正社員を雇うより外注に依頼する企業も増えており、フリーランスサイトでも多くの経理案件が出ています。
つまり、今ならまだライバルが少なく、稼ぎやすい職種の一つなのです。
フリーランス経理の仕事内容とは?
フリーランスの経理は基本的に会社員の経理と同じ仕事を請け負います。
一般的な仕事内容はこちらです。
具体的な仕事例
・請求書の発行
・会計ソフトへの仕訳入力
・売掛金や買掛金の管理
・給与計算や年末調整
・顧問税理士と決算業務
どの会社も顧問の税理士がいることが多いので、税理士さんと協力して会社の経理業務を行なっていきます。
もちろん上場会社の経理経験や公認会計士の資格などスキルが高ければ、「資金調達や財務アドバイス」などの仕事も任されることもあるようです。
フリーランス経理のメリット
会社員と全く同じ業務内容でもフリーランスになることのメリットはたくさんあります。
フリーランス経理のメリット
・好きな時間と場所で働ける
・取引する企業を自分で選べる
・仕事量を調整できる
具体的にみていきましょう。
①好きな時間と場所で働ける
会社員の経理は出社することも多いですが、フリーランスは場所も時間も縛られません。
もちろん月末月初、決算月などの経理的な繁忙期はありますが、基本は自由に仕事ができます。
会計ソフトやチャット、Googleドライブなどを利用してクライアントと連携ができれば、フリーランスっぽくカフェで仕事も可能です。
②取引する企業を選べる
フリーランスの経理は需要が大きい職業なので仕事を選ぶ立場に回れます。
やり取りしづらい企業や精神的に苦痛なクライアントなどを自ら避けることが可能です。
嫌な人間関係で悩むことがなくなるため、ストレスも軽減されることもメリットの一つですね。
③仕事量を調整できる
フリーランスの魅力の一つに自分で仕事量を調整できることがあります。
フリーランスの経理となると通常3社〜5社前後クライアントを持つことになりますが、数を減らすことも可能です。
出産や育児などとの両立もしやすいので、ライフスタイルに合わせて仕事をしたい人におすすめです。
フリーランス経理のデメリット
一方でフリーランスになるデメリットもあります。
例えば次の3つ。
ココに注意
・収入が不安定になる
・社会保障が少なくなる
・経理以外のスキルも必要
知らずに独立してしまうと損してしまうこともあるので具体的に説明してきます。
①収入が不安定になる
フリーランスの宿命ですが、案件を取れないと稼ぐことはできません。
会社員と違って案件や仕事量次第で報酬が毎月変動するので不安定な収入となるので注意しましょう。
ただし、一度契約すると基本は長期契約になるので、実績がついてくれば他のフリーランスの職業よりは安定的になります。
②社会保障が少なくなる
フリーランスになると「厚生年金」「福利厚生」「社会保険」などがなくなり、保障が少なくなります。
怪我や病気で働けなくなっても労災はおりませんし、年金も少なくなるので老後のお金は自分で管理する必要があります。
自分で調べて保険に入ったり、投資などで資産形成をする必要があるので注意しましょう。
参考【フリーランスこそ始めるべき…!】つみたてNISAの特徴とそのメリットとは?
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③経理以外のスキルも必要
フリーランスになると、自分で案件を獲得して仕事をすることになるので経理のスキルだけでは不十分です。
例えばこんなスキルが必要になります。
必要なスキルの例
・営業スキル
・コミュニケーション力
・タスク管理能力
営業が苦手な人は、SNSを使って仕事を獲得することもできます。
その場合はマーケティング力も必要になってくるので注意しましょう。
フリーランスの経理って稼げる?
デメリットの部分で収入が不安定になると言いましたが、実力次第では会社員の2〜3倍稼ぐことが可能です。
フリーランスで経理として働く場合、時給で1500円〜2500円が相場ですが、案件によっては時給換算、固定報酬、納品形式など、報酬形態は様々あります。
フリーランス経理の報酬例
- 時給換算:1時間あたり2000円
- 固定報酬:1社あたり15万円
- 納品形式:1仕訳あたり100円
仮に2500円の時給で週5日、1日8時間働いたとすると月収は40万円、年収は480万円になります。
もちろん仕事量やスキルを上げればもっと稼ぐことも可能なので安心してください。
どんなスキルや資格が必要?
フリーランスの経理として活動する中で、案件に条件があることがあります。
ここで紹介するのは持っておいて損はないスキルや資格なので、フリーランスを目指す方はぜひ取得してみてください。
①経理経験(3年程度)
フリーランス経理は経験者が優遇されることがほとんどです。
必須経験の例
・ベンチャー企業での経理経験
・スタートアップの経理立ち上げ経験
・上場準備会社での経理経験
案件によって必須な経験は変わるため、この全ての経験をしていなくても問題はありません。
少なくとも1社以上、2年〜3年の経理経験があると望ましいです。
②簿記2級以上
簿記の資格を必須要件に入れている企業も少なくはありません。
経験も大事ですが、目にみえる資格があると取引先も安心して仕事を依頼することができます。
「日商簿記2級以上」がよく見かける条件になっているので、未取得の方は取得をおすすめします。
③提案力・課題解決力
取引先の多くは経理の知識がない企業ばかりです。
「こういうツールを入れた方が事務が効率化できる」
「こうやって請求書などを保管する方がおすすめ」
など提案ができると好印象です。
自身の作業効率も上がり、収入アップにもつながるので提案力や課題解決力は普段から意識してみましょう。
④営業力かマーケティング力
先ほども解説しましたが、フリーランスには営業が必須。
営業の資料を作ったり、面談で契約してもらえるようなトークを身につける必要があります。
一方で経理の人は営業が苦手な方も多いのではないでしょうか?
そんな人はSNSを使って案件を獲得することも可能です。
発信活動をすることでSNSで稼ぐことも可能なので一石二鳥ですよ!
フリーランス経理になる方法
この質問がかなり多いので実例をもとにフリーランスになる方法を解説します。
簡単な流れ
- 経理のスキルを身につける
- 副業を始めてみる
- フリーランスで独立する
①経理のスキルを身につける
すでに経理の仕事をされている方も多いと思いますが、フリーランスはスキルが命。
今までやったことのない範囲の経理や、より正確な経理などスキルアップを意識しましょう。
スキルを身につけるには経理スクールや転職がおすすめ。
おすすめは…
・経理スクールで経理部長クラスのスキルを手にいれる
・ベンチャー企業で経営者のもとで経理を学ぶ
私は裁量の大きいベンチャー企業で2年間経理のスキルを磨いて独立に成功しました!
②副業で始めてみる
いきなりフリーランスになる前に副業から始めてみるのがおすすめ。
「会社を辞めてしまったのに、仕事がなかなか取れない…」というリスクを下げることが可能です。
会社員の給与という安定をもとに副業から初めてフリーランス経理の仕事を体験してみてください。
③フリーランスで独立する
副業である程度稼げるようになったら、開業届を出してフリーランスデビューしましょう。
フリーランスにはややこしい開業手続きなど不要なので、開業届一つで独立が完了です。
開業後は稼ぐための案件を探したりして徐々に収入アップを目指していきましょう。
おすすめの案件(求人)の獲得方法
フリーランス経理として活動するのに最大の難関は案件の獲得です。
私自身も最初フリーランスになった時は案件の獲得に苦労しました。
営業力があっても方法を間違えると稼げないフリーランスになってしまいます。
案件を探すのであれば少ない労力で案件を見つけられる次の3つの方法を利用しましょう。
①クラウドソーシング
クラウドソーシングとはフリーランスと企業をつなぐお仕事マッチングサイトのことです。
私も最初は6つのサイトに登録して案件を探しました。
その名でもおすすめはこちらです。
たくさんのサイトに登録しておくとスカウトが来ることもあるので、まずは色々と登録してみてください。
②経理スクール
経理スクールを卒業すると、そのスクールからお仕事の紹介をもらえます。
スクール自体はお金がかかりますが、スキルアップに合わせてその後の営業が楽になると考えるとコスパは最強。
スクール内で経理同士の繋がりもできるため、互いに案件の紹介なども可能です。
③SNS
SNSで仕事を獲得するのは今や主流。
自分のホームページがわりに必ず一つはアカウントを作っておきたいものです。
案件獲得におすすめ
・X(旧Twitter)
SNSでフリーランス経理に関係する発信をしているとハッシュタグなどを利用して企業から直接DMをもらうことが可能です。
またSNSのフォロワーが伸びれば、そこからも収入が発生するので一石二鳥ですよ。
まとめ
今回はフリーランス経理について、収入や必要なスキルなどを紹介しました。
正直、私自身も経理でフリーランスになれるなんて思ってもいませんでした。
しかし、一歩勇気を持って挑戦してみると、需要が大きくたくさんの企業様とのご縁に巡り会えました。
残念ながら、会社員の経理は稼ぎにくい職業の一つです。
そのため、実力で勝負できるフリーランスを目標に転職やスキルアップを頑張るのもありだと思います。
この記事がそんな経理の皆さんの後押しになることを願っています。
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